思わぬところで親との関係が深まる
別れたいと言われてから、引っ越すまで、辛すぎて何度か実家に帰った。普段1〜2年に一度くらいしか帰らないくせに 笑。
一人じゃ抱えきれなくて、母や仲の良い親戚に話した。私が大泣きして、母も驚いたと思う。
私には弟がいて、いつも弟ばかりかわいがられてるとずっと思ってた。でも、今回のことで気づいたのは、私も愛されてるってことだった。
不幸中の幸いとはこのことなのか?母の深い愛情を知ったのだった。
後で聞いたら、弟も同じく思ってたらしい。似たもの同士か?笑。
子供の時からジュースの少しの量の差で、少ない多いって毎日ケンカしてたのと同じレベルなのかもしれない。
別れることが決まって、実家に帰りひたすらボーッとした。自然を感じたかった。都会の喧騒から離れたかった。静かな空間にいたかった。
そして母とドライブに行った。行きたい場所があった。神頼みをしたくて、神社に行くと幸せのお守りがあったので、それを買った。
引っ越しが決まり孤独を感じた夜
部屋の間取りとか、色々買ったりするために測りたくて、部屋が空いた時に見にいった。
そして、引っ越しの準備で家を片付けながら、最低限、引っ越すまでに必要な電化製品とか布団とかも一応見たりし始めた。
引っ越しの日より前に家の引き渡しは終わってたから、何度か部屋に持てる荷物を持っていってた。
その頃、今の旦那Y君と仕事する機会が何度かあった。もちろん事情は話してなかった。
ただ話すきっかけがあって、なんとか人見知りを脱出した距離感にはなった気がする。
引っ越す前の最後の日、電化製品の届く時間が遅かったので真っ暗だった。
電気やガスは引っ越し日から使えることになってた。
コンビニ弁当を買い、温めてもらい、真っ暗な部屋で一人で食べた。
凄く、孤独を感じた。寂しかった。涙が出てきた。
これからは、ずっと一人で生きてくんだ。この家に死ぬまでいるかも。孤独死するかも。もう、二度と恋愛なんて無理!!なんて本気で思ってた。
やっと引っ越す日になり、家に最後のお別れをした。平日の昼間に引っ越したので、Mには会ってない。
とは言え、まだ手続きとか色々あって本当の最後ではなかったし、別に会いたくもなかった。
できるだけ忘れたかったから、引っ越した後も連絡は取りたくなかった。
引っ越した家は段ボールだらけで、一生懸命詰めた段ボールから、また取り出す苦痛が始まった。
そして、最低限のものしか買ってなかったから、荷物の片付けもしながら、また買う物を探す日々が始まる。
もちろん、引っ越し費用とか必要なものを揃えるお金はもらった。こっちの都合じゃないし………
不倫のことを言わずに別れようとしたのは、お金を出したくなかったのかと悟った私は、すごく悲しかった。
「お金が」じゃなくて「その程度の愛情しかなかった?」っていう悲しみだった。
別れ話をする時に色々良いことも言われた気がしたけど、全部嘘にしか聞こえなかった。
私は昔、Mに風俗に行って欲しくないって言ったことがある。風俗といっても、どこまでの店に行ってたかは知らない。
偶然、知った時に私は嫌だからって、言った。でも会社の人と行くからしょうがないみたいに言われた。
しょうがないの?わからなかった。浮気とかではないけど、私はムリ派だった。
結局、風俗の店の人と不倫だなんて、最悪な気分だった。
私のこと、本当に好きだった?
そう思うと、10年を無駄に過ごした気分だった。何度思ったことか…
話は戻すけど、離婚する時のことを調べると、年金分割とか色々あった。
結局申請しなかった。年金生活になった時にまで思い出したくなかったし、関わりたくなかった。
もしかしたら、その年齢になって後悔するかもしれないけど 笑。今は後悔してない。
ーつづくー
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